人は何かと繋がることで生きている。

ともだちに電話をしようと思ったら、そのともだちから電話がかかってきたことってありません？そして「電話も気持ちもつながってるなー」なんて思うのです。
ボクたちは、ごく自然にこういったつながりを言葉にして使っています。
たとえば「虫のしらせ」だったり、「胸騒ぎ」だったり、ちょっとニュアンスをかえて「縁」や「運命の赤い糸」、「偶然」を「必然」だなんて言ってみたり。
人と人には目に見えない何かでつながっているとみんな感じているはずです。
なのに、悲しいかな、そこまで来ておきながら、人間という生き物は目に見えるものしか信じようとしません。
奇跡がおきても「つながってるかもー」程度で終るんです。
いやいや、ちがいます。

ボクたちは、完璧につながっています。

周りの人との関係、今までの人との出会いと学びのタイミング、その結果…など、ひとつひとつを丁寧におさらいしていくとボクは納得してしまいました。
裁判なら状況判断だけでは負けてしまいますが、真実は、それだけで十分理解できることがほとんどではないでしょうか。
ボクは、須藤元気さんの大ファンなんですが、試合でいつも言っている「We are all one.」は、このアルバムの「ＵＮＩＴＥ」と同じ意味になります。
ついでにユングという小難しいオッサンが「集団的無意識」という言葉で「人類はつながっているのである」と言っています。共時性、シンクロニシティーを提唱した人です。
さらに、愛情を持って育てた植物はキレイな花を咲かせるのも有名ですが、機械ですらそういう現象が起こるという研究結果があるんですって。

ボクは、みんなとつながっていたいです。
孤独ではないんだと。 人だけでなく、動物とのつながり、植物とのつながり、物とのつながり、過去から未来とのつながり…何かとのつながりを発見できるのはとてもうれしいことです。
このアルバムが何かとのつながりを大切にできるきっかけになりますように。

スムルース　徳田 憲治